EXHIBITIONS

短編映像作品上映「知られざる結末、斬新な幕開け」

2018.08.03 - 08.05

レイナ・ゴセット Atlantic is a Sea of Bones 2017 Courtesy of the Artist

ミッキー・ブランコ STONES & WATER WEIGHT 2017 Courtesy of the Artist

Visual AIDS ロゴ

 1988年にニューヨークで発足した「Visual AIDS」は、「レッドリボンプロジェクト」や「Day With(out)Art」、街のランドマークなどの灯りを消す「Night Without Light」といったHIV/AIDSへの関心を高めるプロジェクトを企画。HIV/AIDSとともに生きる人々、アーティストを支援してきた。
 
 Visual AIDSの「Day With(out)Art」の28回目として、セクシュアルマイノリティを見つめる映像作品を上映するスペース「ノーマルスクリーン」とGalleryOUT of PLACEが共催する「知られざる結末、斬新な幕開け」では、アメリカでHIV/AIDSの影響を受ける黒人の人々の声を主役にした短編映像7作品を日本語字幕つきで上映する。

 参加作家は、ミッキー・ブランコ、シェリル・デュニエ&エレン・スピロ、レイナ・ゴセット、トーマス・アレン・ハリス、キア・ラベイジャ、ティオナ・マクロデン、ブロンテズ・パーネルの7組。

 上映される映像作品には、HIV陽性の若者が人知れず沈思黙考する時間や、南部におけるコミュニティ基盤のHIV/AIDSアクティビズムを描いたもの、また全米のブラックコミュニティの中でも語られることの少ないクィアやトランスジェンダーの人々の人生や歴史をたどった作品など、それぞれの「声」を掬い取る。