EXHIBITIONS

デンマーク・デザインの魅力

織田コレクションと旭川

2017.04.21 - 06.25

ハンス・サンゲーン・ヤコブセン ロッカブル・スツール デザイン 1999 織田コレクション蔵

ハンス・J.ウェグナー ピーコック・チェア デザイン 1947 織田コレクション蔵

イェンス・クイストゴー キャンドル・ホルダー(クラウン) デザイン 1960 織田コレクション蔵

ヴェルナー・パントン コーン・チェア デザイン 1958 織田コレクション蔵

カイ・ボイスン 玩具 兵隊 デザイン 1954 織田コレクション蔵

 織田コレクションとは、旭川近郊に在住する椅子の研究者・織田憲嗣(1946年生、東海大学名誉教授、東川町文化芸術コーディネーター)が、長年にわたり収集してきた世界の名作椅子と日用品の一大コレクション。その数は椅子だけでも優に1300脚を越え、個人コレクションとしては質量ともに世界最大級を誇る。とりわけ研究に心血を注いできたデンマークの椅子をはじめとする家具や日用品の数々は、各国の名だたるデザイン・ミュージアムも注目する内容といえるだろう。

 本展では、日本・デンマーク外交樹立150年にちなみ織田コレクションのなかからデンマーク・デザインの名品を展示するとともに、それらが地域のデザイン文化や教育に果たしてきた役割、さらには木製家具の一大産地であるデンマークと旭川に共通する「良いものを長く使い続ける」ための高い技術やものづくりの精神などについても紹介する。