EXHIBITIONS

名古屋市美術館開館30周年記念

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

2018.07.28 - 09.24

ポール・セザンヌ 《赤いチョッキの少年》 1888-90年 油彩、カンヴァス 79.5×64cm © Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA, Zurich(J.-P. Kuhn)

ピエール=オーギュスト・ルノワール 《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》 1880年 油彩、カンヴァス 65×54cm © Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA, Zurich(J.-P. Kuhn)

クロード・モネ 《睡蓮の池、緑の反映》 1920-26年 油彩、カンヴァス 200×425cm © Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA, Zurich(J.-P. Kuhn)

フィンセント・ファン・ゴッホ 《花咲くマロニエの枝》 1890年 油彩、カンヴァス 73×92cm © Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA, Zurich(J.-P. Kuhn)

フィンセント・ファン・ゴッホ 《日没を背に種まく人》 1888年 油彩、カンヴァス 73×92cm © Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich(Switzerland) Photo:SIK-ISEA, Zurich(J.-P. Kuhn)

 世界有数のプライベート・コレクションとして知られ、モネやルノワール、セザンヌ、ゴッホら印象派、ポスト印象派の代表的な作品を揃えるビュールレ・コレクションから傑作64点が来日する。

 実業家のエミール・ゲオルク・ビュールレは心の拠り所として美術品を集め、その死後、名品の数々が飾られた邸宅の別棟が美術館として一般公開された。スイス国外でもまとまって展示される機会は少なく、2008年の絵画盗難事件以来、一般公開が規制され、2015年に閉館している。

 2020年、同コレクションがチューリヒ美術館新館へ移管されるにあたり、日本でまとめての展示が最後となる本展。絵画史上、もっとも有名な少女像と言われるルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、セザンヌの《赤いチョッキの少年》、そして4メートルを超えるモネの大作《睡蓮》など出品作のおよそ半数が日本初公開となり、豪華な作家たちが競演する。