EXHIBITIONS

バンカー・パレス 連続する道

 現代美術センターCCA北九州は、現在キャリアを伸ばしつつあるアーティストに焦点を当て、新たな考えに取り組む機会を提供する新プログラム「20+」をスタート。第1回目では、パリを拠点に活動する建築家グループ「バンカー・パレス」が発表を行う。

 チウン・キム、アレキサンドル・パショディ、マルタン・チュビアナの3人からなるバンカー・パレスは、建築やデザイン、アートの視点から、空間にまつわる概念と物理的な意味での空間を検証している。

 本展は、木枠に半透明の素材を貼った2つの壁によって廊下を設け、通り抜けると廊下内の映像が映し出されるスペースにたどり着りつくように構成。ギャラリー内に内部性、外部性という状況をつくり出すことで、来場者に空間と時間の中における自身の位置を考えさせる。