EXHIBITIONS

開館25周年記念展

《室内風景》を巡る、これまでとこれから

神田日勝 室内風景(部分) 1970 北海道立近代美術館蔵

 北海道・鹿追町で活動し、北国の風土に根ざした作品を描いた洋画家、神田日勝(にっしょう)。ペインティング・ナイフを用いてベニヤ板に描いた油彩作品は、こげ茶色をベースとした初期から、動物を観察した作品、やがて赤や黄といった原色を多用した「画室」シリーズへ、短い画業の中で作風を変化させていった。

 本展は、神田日勝記念美術館の開館25周年を記念し、日勝の集大成とされる代表作《室内風景》を5年ぶりに公開。日勝が室内や家屋を描いた作品の系譜に着目し、画業初期の《家》や《飯場の風景》から、中期の「画室」連作、そして最晩年《室内風景》に至る軌跡をたどる。

 また、長年の調査で存在が判明した海老原暎の作品《1969年3月30日》を、初めて《室内風景》とともに展示。本作は《室内風景》の制作プロセスに関して重要な手がかりを示す作品であり、その影響関係を見ることができる。