EXHIBITIONS
猪熊弦一郎展 風景、顔
猪熊弦一郎の代表的な作品「Landscape」と「顔」を揃え、その70年におよぶ画業を振り返る展覧会が開催される。
1970年前半に発表した抽象画「Landscape」は55年に渡米し具象画を脱した猪熊が、ニューヨークを拠点とした約20年間で得たテーマ「都市」から生まれた。そして、「顔」は85歳で最愛の妻・文子を亡くした後に描き始め、具象も抽象も区別のない境地に至るきっかけともなった晩年の作品だ。
本展では、猪熊が20代から取り組むこの2つの作品群を中心に展示。具象画から出発し、「絵として美しいもの」を描くため余分なものをとことん省き、何ものにもとらわれない、作家自身の絵画をつかむまでの道程をたどる。
1970年前半に発表した抽象画「Landscape」は55年に渡米し具象画を脱した猪熊が、ニューヨークを拠点とした約20年間で得たテーマ「都市」から生まれた。そして、「顔」は85歳で最愛の妻・文子を亡くした後に描き始め、具象も抽象も区別のない境地に至るきっかけともなった晩年の作品だ。
本展では、猪熊が20代から取り組むこの2つの作品群を中心に展示。具象画から出発し、「絵として美しいもの」を描くため余分なものをとことん省き、何ものにもとらわれない、作家自身の絵画をつかむまでの道程をたどる。