EXHIBITIONS
宮永愛子展「life」
近年国内外で目覚ましい活躍を見せ、日本の現代美術の次代を担う作家のひとりとして期待される宮永愛子の個展を開催する。
宮永は1974年京都府出身、2008年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。パブリックコレクションに金沢21世紀美術館、国立国際美術館、高松市美術館など。
宮永が宇宙物理学者・佐藤文隆との対談で創作する理由について「世界を俯瞰してみたいから」と答えたように、暮らしの中で刻まれる小さな痕跡を様々な思いと視点から観察し、ナフタリンを用いたオブジェや塩を使ったインスタレーションなど、多様な手法によって描き出している。
本展では、無数の気泡を含んだいくつかの透明な絵画が浮かぶ。気泡の一つひとつは、作家によって日々の景色を映しながら少しずつ封入されたもの。透明なキャンバスの中に、いつかの日々が生痕化石のように静かに気配を留めている。
また小展示室では、制作の源泉となったいくつかの景色からなる《はじまりの景色》を展示。漆喰を用いたフレスコ紙には呼吸するようにゆっくりとインクが浸透し、その色合いは徐々に深みを増す。そのほか、新しい試みを含んだ新作も並ぶ。
宮永は1974年京都府出身、2008年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。パブリックコレクションに金沢21世紀美術館、国立国際美術館、高松市美術館など。
宮永が宇宙物理学者・佐藤文隆との対談で創作する理由について「世界を俯瞰してみたいから」と答えたように、暮らしの中で刻まれる小さな痕跡を様々な思いと視点から観察し、ナフタリンを用いたオブジェや塩を使ったインスタレーションなど、多様な手法によって描き出している。
本展では、無数の気泡を含んだいくつかの透明な絵画が浮かぶ。気泡の一つひとつは、作家によって日々の景色を映しながら少しずつ封入されたもの。透明なキャンバスの中に、いつかの日々が生痕化石のように静かに気配を留めている。
また小展示室では、制作の源泉となったいくつかの景色からなる《はじまりの景色》を展示。漆喰を用いたフレスコ紙には呼吸するようにゆっくりとインクが浸透し、その色合いは徐々に深みを増す。そのほか、新しい試みを含んだ新作も並ぶ。