EXHIBITIONS

世界報道写真展2018

2018.06.09 - 08.05

ロナルド・シュミット(ベネズエラ、AFP通信)、2017年5月3日(カラカス・ベネズエラ)

ロナルド・シュミット(ベネズエラ、AFP通信)、2017年5月3日(カラカス・ベネズエラ)

イヴォール・プリケット(アイルランド、ニューヨーク・タイムズに提供) 2017年7月12日(モスル・イラク)

トマス・P・ペシャク(ドイツ)、2017年4月18日(南ア領南極地域マリオン島)

 1956年に始まったドキュメンタリー、報道写真の世界最大規模となる展覧会「世界報道写真展」。毎年、1~2月にかけて「世界報道写真コンテスト」が開かれ、十数人からなる国際審査員団によって選ばれた入賞作品が「世界報道写真展」作品として、世界中の約100会場で展示される。

 今年は、「現代社会の問題」「一般ニュース」「長期取材」「自然」「人々」「スポーツ」「スポットニュース」、そして昨年の「日常生活」に代わる「環境」の8部門において、22カ国42人が受賞。「一般ニュース」の部では、イスラム国(ISIS)からのモスル奪還を巡る戦闘に巻き込まれる市民や廃虚と化す街をとらえたイヴォール・プリケット、また「人々」の部ではイスラム過激派「ボコ・ハラム」の誘拐から脱し、自爆用の爆弾から免れた少女たちの姿を撮影したアダム・ファーガソンが選ばれた。

 本展では、「一般ニュース」「人々」の部門のほか、密猟者からの保護のため自由を脅かされざるを得ない動物、大統領に対するベネズエラでの抗議活動の模様など、世界の 「いま」を克明に伝える写真の数々を紹介する。