EXHIBITIONS
齋木克裕展
Non-Architectural Photographs
ニューヨークや東京を拠点に、都市空間に目を向けた写真作品に取り組む齋木克裕。空や建築といった風景を撮影した写真を立体的に組み合わせ、構造物を構成している。
齋木は1999〜2011年の間に建築や構造物を被写体とするシリーズ「Split」、「Arrangements」、「Reflection」、「Study for Metropolis」を制作。被写体を必要とし、ここにはない過去を見せる写真と、対象を持たず、目の前にそのものとして存在する抽象芸術という2つの異なる形式をひとつに重ね合わせることで、遠くと近く、過去と現在、ここにはないものとここにあるものといった、一見対立し、矛盾する事柄を共存させうるような場所を作品の中にかたちづくろうとした。
本展では、写真と抽象芸術の関係を探ろうとした代表的なシリーズの一部を日本で初めて紹介し、これまでの創作活動を俯瞰。15年滞在したニューヨークと、生まれ育った東京とで培われた齋木の美学は、どのような摩擦を起こし響き合うのか注目したい。
齋木は1999〜2011年の間に建築や構造物を被写体とするシリーズ「Split」、「Arrangements」、「Reflection」、「Study for Metropolis」を制作。被写体を必要とし、ここにはない過去を見せる写真と、対象を持たず、目の前にそのものとして存在する抽象芸術という2つの異なる形式をひとつに重ね合わせることで、遠くと近く、過去と現在、ここにはないものとここにあるものといった、一見対立し、矛盾する事柄を共存させうるような場所を作品の中にかたちづくろうとした。
本展では、写真と抽象芸術の関係を探ろうとした代表的なシリーズの一部を日本で初めて紹介し、これまでの創作活動を俯瞰。15年滞在したニューヨークと、生まれ育った東京とで培われた齋木の美学は、どのような摩擦を起こし響き合うのか注目したい。