EXHIBITIONS
吉仲太造 初期デッサン展
近年、欧米などで戦後日本前衛美術の再評価が高まるなか、その作家のひとりとして注目される吉仲太造(1928-1985)。戦後のアバンギャルド芸術運動で活躍した岡本太郎、池田龍雄らと交流し、没後には渋谷区立松濤美術館、京都市美術館(ともに1999)で大規模な回顧展が開催された。
1928年京都府に生まれた吉仲は早くから画家として活動を始め、タケミヤ画廊、サトウ画廊(東京)での展示、「読売アンデパンダン展」、「現代日本美術展」(東京都美術館、1968)、「日本国際美術展」「サンパウロ現代美術展」(1974)などに出品。新聞紙にボタン、カミソリ、ゴム板、釘などをコラージュした抽象的な作品を主に制作し、晩年はそれまでの要素をそぎ落とした白い画面の作品へと移行した。
本展では、吉仲が24歳で上京した52年に描いた画帳から、荒々しいまでに情熱溢れる初期の貴重なデッサン30数点を展示する。
1928年京都府に生まれた吉仲は早くから画家として活動を始め、タケミヤ画廊、サトウ画廊(東京)での展示、「読売アンデパンダン展」、「現代日本美術展」(東京都美術館、1968)、「日本国際美術展」「サンパウロ現代美術展」(1974)などに出品。新聞紙にボタン、カミソリ、ゴム板、釘などをコラージュした抽象的な作品を主に制作し、晩年はそれまでの要素をそぎ落とした白い画面の作品へと移行した。
本展では、吉仲が24歳で上京した52年に描いた画帳から、荒々しいまでに情熱溢れる初期の貴重なデッサン30数点を展示する。


