EXHIBITIONS
西村多美子
旅人
日本全国を行脚し、海外にも赴くなど、旅の記録を続ける写真家、西村多美子の新たな写真集が刊行される。
西村は1948年東京生まれ、69年東京写真専門学院(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。唐十郎や麿赤児、四谷シモンらによって結成された前衛芸術の劇団「状況劇場」を撮影した「実存」でデビューし、続いて北海道から中国地方までの旅でとらえた作品からなる「しきしま」を発表した。撮影地を占めるのは北海道と東北が圧倒的だが、関東や北陸、関西と広範囲におよび、90年代からはヨーロッパ、キューバ、ベトナムなどを訪れている。
主な出版物に『しきしま』(東京写真専門学院出版局)、『熱い風』(蒼穹舎)、『実存1968-69状況劇場』(グラフィカ編集室)、『舞人木花咲耶姫 — 子連れ旅日記』(禅フォトギャラリー)など。作品は香港M+美術館に収蔵されている。
本展では、新刊写真集『旅人』に収録される作品群より、79年に制作したヴィンテージのゼラチン・シルバー・プリント約15点を展示。同名の写真集は、68〜80年頃に撮影した1500枚ほどのプリントを厳選し、未発表作を含むモノクローム作品60点で構成される。
西村は1948年東京生まれ、69年東京写真専門学院(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。唐十郎や麿赤児、四谷シモンらによって結成された前衛芸術の劇団「状況劇場」を撮影した「実存」でデビューし、続いて北海道から中国地方までの旅でとらえた作品からなる「しきしま」を発表した。撮影地を占めるのは北海道と東北が圧倒的だが、関東や北陸、関西と広範囲におよび、90年代からはヨーロッパ、キューバ、ベトナムなどを訪れている。
主な出版物に『しきしま』(東京写真専門学院出版局)、『熱い風』(蒼穹舎)、『実存1968-69状況劇場』(グラフィカ編集室)、『舞人木花咲耶姫 — 子連れ旅日記』(禅フォトギャラリー)など。作品は香港M+美術館に収蔵されている。
本展では、新刊写真集『旅人』に収録される作品群より、79年に制作したヴィンテージのゼラチン・シルバー・プリント約15点を展示。同名の写真集は、68〜80年頃に撮影した1500枚ほどのプリントを厳選し、未発表作を含むモノクローム作品60点で構成される。




