EXHIBITIONS

特別展「池大雅 天衣無縫の旅の画家」

池大雅 瀟湘勝概図屏風(部分) 重要文化財(通期展示)

池大雅 瀟湘勝概図屏風 重要文化財(通期展示)

池大雅 楼閣山水図屏風 左隻 東京国立博物館 国宝(5月2~20日展示)

池大雅 楼閣山水図屏風 右隻 東京国立博物館蔵 国宝(5月2~20日展示)

池大雅 洞庭赤壁図巻(部分) 京都国立博物館蔵 重要文化財(通期展示)

池大雅 十便十宜図のうち 池大雅筆 公益財団法人川端康成記念會 国宝 展示期間=4月24-30日

 円山応挙や伊藤若冲など、個性派画家がしのぎを削った江戸時代中期の京都画壇で、与謝蕪村とともに「南画の大成者」と並び称される池大雅。その作品は、極めて謙虚だったと伝えられる人柄を象徴するかのように、清新でてらうことのない明るさに満ちている。

 大雅の初期〜晩年に至る代表作が一堂に集まる本展では、日本各地を訪ねた「旅の画家」としての側面を踏まえながら、旅が絵画制作に果たした役割について検証するなど、画業の全体像を紹介。また、人となりや幅広い交友関係を示す資料を通し、当時から親しまれた画家の魅力に迫る。