ヨーガン・アクセルバル「KÄR / LEK」

　KEN NAKAHASHIでは初となる、スウェーデンの写真家、ヨーガン・アクセルバルの個展が開催される。

　アクセルバルは1972年生まれ。ニューヨークで15年間を過ごした後、2011年から東京を拠点に活動している。13年、アメリカ版VOGUE誌とボッテガ・ヴェネタが開催した「NEW EXPOSURE賞」のインターナショナル・ウィナーを受賞。14年に発表した《I was looking for Park Hyatt Tokyo》は、第18回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選出、国立新美術館にて展示された。17年には、アクセルバルの写真と詩人、高橋睦郎の詩がシークエンスを織り成す写真集『Go to become なりに行く』（roshin book）が刊行されている。

　本展では、アクセルバルがライフワークとして長年撮り続ける友人や花をモチーフにした写真作品を発表。すべてポラロイドで撮ったソフトフォーカスの写真には、ゆったりとした時間の流れや濃密で清らかな孤独が宿る。