EXHIBITIONS
岡村桂三郎展-異境へ
日本画家、岡村桂三郎の大規模な個展が開催される。
20代で山種美術館賞優秀賞を受賞するなど早くから頭角を現した岡村。その作品は、バーナーで焦がした巨大な杉板に、岩絵具・方解末を塗り重ね、木炭でかたちづくったモチーフの中をスクレーパーでうろこ状に線刻するという特異な手法により生み出され、従来の日本画にはない物質感や重厚な存在感を放ってきた。屏風状に連ねた巨大な杉板のパネルには、象や鳥、巨大な魚のほか、龍や迦楼羅(かるら)などの想像上の生きものが描かれ、不思議なうごめきを感じさせる形態は、圧倒的な生命感をもって見る者に迫る。
本展では、今回のために制作された新作のほか、旧作・近作を含む約30点を紹介。人間の営みや風土に根ざした体験、自然界がもつ生命力の豊かさから着想を得た、自然と人間との交感を想起させる世界観を展開する。
20代で山種美術館賞優秀賞を受賞するなど早くから頭角を現した岡村。その作品は、バーナーで焦がした巨大な杉板に、岩絵具・方解末を塗り重ね、木炭でかたちづくったモチーフの中をスクレーパーでうろこ状に線刻するという特異な手法により生み出され、従来の日本画にはない物質感や重厚な存在感を放ってきた。屏風状に連ねた巨大な杉板のパネルには、象や鳥、巨大な魚のほか、龍や迦楼羅(かるら)などの想像上の生きものが描かれ、不思議なうごめきを感じさせる形態は、圧倒的な生命感をもって見る者に迫る。
本展では、今回のために制作された新作のほか、旧作・近作を含む約30点を紹介。人間の営みや風土に根ざした体験、自然界がもつ生命力の豊かさから着想を得た、自然と人間との交感を想起させる世界観を展開する。