EXHIBITIONS

千代田区×東京ステーションギャラリー

夢二繚乱

竹久夢二 『婦人グラフ』第3巻第5号表紙(部分) 大正15(1926) 千代田区教育委員会蔵

竹久夢二 『婦人グラフ』第3巻第5号表紙 大正15(1926) 千代田区教育委員会蔵

竹久夢二 《大椿》大正3-5(1914-16) 千代田区教育委員会蔵

竹久夢二 セノオ楽譜《雲雀》原画 大正13(1924) 千代田区教育委員会蔵

竹久夢二 画文集『揺籃』表紙 明治36(1903) 千代田区教育委員会蔵

竹久夢二 『出帆』原画 昭和2(1927) 千代田区教育委員会蔵

竹久夢二 『出帆』原画 昭和2(1927) 千代田区教育委員会蔵

 叙情的な美人画や詩画を描き、文筆の分野でも活動した竹久夢二。著作や画集の出版のために、出版社・龍星閣の創業者、澤田伊四郎が収集した1200点超の膨大な夢二コレクションが千代田区に寄贈されたことを記念した展覧会が開催される。

 東京ステーションギャラリーが位置する千代田区は、出版・印刷業が集積した全国有数の街として発展。龍星閣は、高村光太郎の『智恵子抄』の版元で、戦後は竹久夢二の画集を次々と出版し、第2次夢二ブームを牽引したことでも知られる。

 本展では、20歳の夢二が制作した、外国文学の翻案や創作、さらに数点の手書きを含む画文集『揺籃』や、半生を綴った自伝小説『出帆』の挿絵原画を初公開。過去最大級となる500点以上の展示作品によって、作家の活動の全貌を紹介する。