EXHIBITIONS

デンマーク・デザイン

ヴェアナ・パントン 《椅子「ハートコーンチェア」》 1958 ヴィトラ 個人蔵 Photo by Michael Whiteway

ヴェアナ・パントン 《椅子「ハートコーンチェア」》 1958 ヴィトラ 個人蔵 Photo by Michael Whiteway

 アーネ・ヤコプスン(アルネ・ヤコブセン)やハンス・ヴィーイナ(ウェグナー)の椅子、世界中の子供たちが親しむ「レゴブロック」など、誰もが1度は目にしたことがある家具や日用品に見ることができるデンマーク・デザイン。日本では北欧デザインの一部として紹介されることが多かったデンマーク・デザインの歴史をまとめて紹介する展覧会が開催される。

 産業革命を経て工業化が進んだヨーロッパの列強国では、19世紀後半に手工業に対する見直しが起こるいっぽうで、工業化への移行が比較的緩やかだった北欧諸国には、手工業の伝統が依然として残っていた。なかでもデンマークは、家具生産に活路を見出し、素材の美しさを活かしたシンプルで機能的な名作椅子が次々に誕生。高いデザイン性と品質を備えたデンマークの家具や日用品は、世界中で愛されるようになり、北欧の小さな国はやがてデザイン大国と呼ばれるまでになった。

 本展は、ヤコプスン(ヤコブセン)、ヴィーイナ(ウェグナー)、フィン・ユールなどに代表されるミッドセンチュリーの傑作から、その精神を受け継ぐ現代の製品までおよそ200点を展示。近代から現代に至るまで、デンマーク・デザインの歴史と魅力に迫る。