EXHIBITIONS
八木志基 個展「怪獣戯画」
2003年生まれの表現者、八木志基(もとき)の創作世界を一堂に紹介する初の個展を開催する。
コミュニケーションの面で困難さを抱え、スムーズに自分の考えを言葉で述べることが苦手なため、幼少期には自分の欲しいものを絵に描いて母親に訴えていた八木。怪獣の模写に夢中になる息子を側で見守ってきた母親は「生まれてくるはずだった弟が死産したり東日本大震災を経験し津波の映像にショックを受けたりしたことが引き金になっているのでは」と推測している。
やがてテクノメカシリーズ、骸骨シリーズ、魔神獣シリーズなど現在に至るまで独自のキャラクターを次々と生み出す八木の作品の特徴は、父親が仕事で使った書類の裏面に下書きもせず黒ボールペンだけで描いていくこと。紙が足らなくなったらセロハンテープで継ぎ足しながら描くこともあるという。
本展は、新作を中心に展示。若干15歳の八木が今後どのように制作を発展させ広げていくのかを見届けたい。
コミュニケーションの面で困難さを抱え、スムーズに自分の考えを言葉で述べることが苦手なため、幼少期には自分の欲しいものを絵に描いて母親に訴えていた八木。怪獣の模写に夢中になる息子を側で見守ってきた母親は「生まれてくるはずだった弟が死産したり東日本大震災を経験し津波の映像にショックを受けたりしたことが引き金になっているのでは」と推測している。
やがてテクノメカシリーズ、骸骨シリーズ、魔神獣シリーズなど現在に至るまで独自のキャラクターを次々と生み出す八木の作品の特徴は、父親が仕事で使った書類の裏面に下書きもせず黒ボールペンだけで描いていくこと。紙が足らなくなったらセロハンテープで継ぎ足しながら描くこともあるという。
本展は、新作を中心に展示。若干15歳の八木が今後どのように制作を発展させ広げていくのかを見届けたい。