EXHIBITIONS

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018

京都市内15ヶ所
2018.04.14 - 05.13

ジャン=ポール・グード 加工/アップデートされたグレース ペインテッドフォト、ニューヨーク 1978 © Jean-Paul Goude

ローレン・グリーンフィールド シュエ・チーウェン、43歳、お気に入りのヴェルサーチの家具で飾られた上海のアパートにて 2005

フランク ホーヴァット  靴とエッフェル塔 雑誌『シュテルン』 1974 パリ、フランス © Frank Horvat

ジャン・ポール・グード 加工/アップデートされたグレース ペインテッドフォト、ニューヨーク 1978 © Jean-Paul Goude

深瀬昌久 遊戯 ーA GAMEー 1983 © Masahisa Fukase Archives​   Courtesy of Michael Hoppen Gallery​ in London

Hiding in the vineyards with the Ruinart Cellar Master (ルイナール最高醸造責任者とぶどう畑にて) Liu Bolin for Ruinart 2017  © Liu Bolin

中川幸夫 ひとおと 1985 © Nakagawa Yukio

アルベルト・ガルシア・アリックス 2人の女性 1988 © Alberto García-Alix

K-NARF TAPE-O-GRAPHS from the HATARAKIMONO PROJECT 2017 © K-NARF 2017

 世界屈指の文化都市・京都を舞台とした、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。第6回を迎える今年は「UP」をテーマに、通常非公開の町家や寺院、指定文化財等を含む市内15ヶ所で展覧会やイベントを開催する。

 本祭は、日本と海外の重要作品や貴重な写真コレクションを趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開。京都文化博物館 別館では、イメージメーカーとして名を博すジャン=ポール・グードの写真作品やインスタレーションに加え、パリ装飾美術館で披露されたグードの振り付けによるダンスパフォーマンスが再現され、毎日鑑賞することができる。また、世界最古のシャンパーニュメゾン・ルイナールと、中国出身のアーティスト、リウ・ボーリンのコラボレーション作品を、祇園のクリエイティブ雑居ビル「y gion」で日本初公開。

 本年新たに登場する「丹波口エリア」では、京の台所・京都市中央市場の関連棟の壁面に、市場で働く人々を撮影したK-NARFの作品を展示するほか、氷工場だった歴史あるビルに、ギデオン・メンデルとアルベルト・ガルシア・アリックスがインスタレーションを発表し、地元で国際的な作家の作品に触れるというKYOTOGRAPHIE開催当初からのビジョンを体現する。

 そのほか、フランク・ホーヴァット、ローレン・グリーンフィールド、中川幸夫、深瀬昌久、蜷川実花、林典子の作品も展示。イベントではアーティストトークや数ヶ所の展覧会を廻る週末ガイドツアー、キッズワークショップ、各所で同時多発的に写真展を実施する「KG +(ケージープラス)」も行われる。

 ※プログラム、詳細は公式サイトまで