EXHIBITIONS

開館30周年記念

浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水の風景! そして ・・・

町田市立国際版画美術館|04.20 - 05.19, 05.21 - 06.16

橋口五葉 髪梳ける女 1920 町田市立国際版画美術館

橋口五葉 髪梳ける女 1920 町田市立国際版画美術館

川瀬巴水 東京十二題 木場の夕暮 1920 渡邊木版美術画舗

 浮世絵版画は江戸から明治にかけての先端の風俗や流行、出来事、市井の話題などを常に新しい斬新な様式で表わした出版物・美術作品であるとともに、市場経済と結びつき、庶民が鑑賞できる数少ない絵として流通した。

 浮世絵版画の復興を目指して大正初期に登場し、昭和10年代まで制作・出版された「新版画」と称する伝統木版もまた、同時代の芸術思潮と呼応しながら、近代的感覚によって、女性たちの新しい風俗、明治以降にその魅力に気づかされた自然や都市の風景、新作歌舞伎や新派、新劇が普及した大正時代の歌舞伎俳優などを表現。絵画や彫刻、創作版画などと同様に、時代の表現動向と密接に関係していた。

 本展は、「新版画」と言われる伝統木版を「浮世絵モダーン」と呼び、その成立と展開の見取り図を示した町田市立国際版画美術館企画「浮世絵モダーン」展の第2弾。川瀬巴水や吉田博など名高い画家の作品を筆頭に展示し、「女性」「風景」「役者」「花鳥」「自由なる創作」の5章で「浮世絵モダーン」が当時の社会や芸術などと共鳴し、何を描いてきたかを探る。