EXHIBITIONS

四代田辺竹雲斎展「共生Symbiosis」

 YUMEKOUBOU GALLERY KYOTOで、四代田辺竹雲斎による個展「共生 Symbiosis」が開催されている。

 田辺は1973年大阪府生まれ。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業後、父である三代田辺竹雲斎に師事。17年に四代田辺竹雲斎を襲名した。世界に活躍の場を広げ、ボストン美術館、大英博物館、フランス国立ギメ東洋美術館、メトロポリタン美術館などで展覧会を開催。代々の技術を受け継ぐ伝統作品の制作を続けながら、竹によるインスタレーションや現代的なオブジェを創造している。ハーバード大学建築学部で教鞭をとった貝島佐和子やハイブランドとのコラボレーションを行ういっぽう、伊勢神宮や宮中祭祀である新嘗祭・大嘗祭で使用される宝物も制作する。

 本展は、自然のなかで互いに作用しながら調和する竹と土という素材に焦点を当てるもの。田辺の主要なテーマである「循環」「つながり」「守破離」といったコンセプトと融合させ、新たな価値を生み出す。

 会場では、「共生」のほか「始壊」などの新シリーズを中心に、竹と土を用いた作品を含む約15点を展示。土を着色することで自由で多彩な表現を獲得し、創造と破壊、陰陽、現在・過去・未来といった時間軸など、作家自身の内的感情を繊細に表現することを試みる。