EXHIBITIONS

肥前さが幕末維新博覧会特別展

温故維新-美・技のSAGA-

池田学 誕生(部分) 2013-16 佐賀県立美術館蔵 © IKEDA Manabu Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo / Singapore デジタルアーカイブ:凸版印刷株式会社

池田学 誕生 2013-16 佐賀県立美術館蔵 © IKEDA Manabu Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo / Singapore デジタルアーカイブ:凸版印刷株式会社

染付上絵 菊梅樹文貼付 透彫鳥籠 1877 公益財団法人 鍋島報効会蔵

 幕末から現代まで、佐賀の美術に焦点を当てた展覧会が開催される。

 本展は、「美」・「技」の2つのテーマで展開。「美」をテーマにした展示では、日本の近代洋画をリードした百武兼行、久米桂一郎、岡田三郎助をはじめ、現代作家の吉岡徳仁や池田学までを紹介し、佐賀と関わりの深い美術家150年の歴史をその代表作でたどる。

 また、「技」をテーマにした展示では、佐賀藩が将軍家へ献上した鍋島焼や鍋島緞通など「鍋島ブランド」と呼ばれる美術工芸品や、幕末〜明治期にかけて国内外で行われた各種博覧会への出品作を公開。人間国宝に認定された佐賀県の染色家、鈴田滋人の木版摺更紗なども並び、佐賀のものづくりの底力、奥深さを伝える。