EXHIBITIONS

宮田草介個展「BLUE RIVER」

2026.01.17 - 02.01
 EVERANDARTで、宮田草介による個展「BLUE RIVER」が開催される。

 宮田草介は群馬県高崎市出身。音楽アーティストとして世界各地を遍歴するなかで写真作家としての活動を開始した。ドローンなどの先端技術に古典技法を織り交ぜ、独自の写真表現を探求する。近年は、日本の伝統的な芸術表現や文化を基盤としつつ、国際的な社会問題をテーマとした作品制作を行っている。

 本展では「余白」を主題に据え、人種という問題と向き合う過程から生まれた作品を発表する。人の手首を流れる青い静脈のイメージを起点に、生命の脈絡を凍りついた大地を流れる川へと投影し、多様な流れが交わる世界を提示する。分岐と連なり、摩擦と共存といった関係性を、写真表現を通して可視化する試みとなる。

 本展について宮田は次のようにコメントしている。
 「日本の伝統的な美術表現に余白というものがあります。観る側に想像する余地を与え、作品に広がりを与える手法です。見えないものを見つめ、その内面を理解しようとする心は、相手を敬い、思い遣る『和の心』に通ずるものだと思います。

 この作品をつくるきっかけとなったのは、人種という問題に直面したことでした。その時、ふと目に入った手首を流れる青い静脈がこの問題と向き合う糸口になりました。私は人の脈絡とした生命のイメージを凍りついた大地を流れゆく川に投影しました。

 私たちは一つの流れから岐れた支流であり、また独自の可能性を与えられた本流でもあります。そして、無数の流れがつながり合って多様な流れを作り出しています。摩擦が生じるのはごく自然なことに思えます。

 余白と向き合うためには、私たちの中にもまた描かれていない余白が必要となります。思い込みや決めつけをなくし、謙虚に向き合うことのできる『心の余白』を、私はここに提案します」(プレスリリースより)。