EXHIBITIONS

竹久直樹「セルフポートレイツ」

新宿眼科画廊
2018.03.23 - 03.28

展覧会イメージ

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 写真、映像、文章などの媒体を横断的に扱いながら、写真における撮影者と被写体の関係性や撮影にまつわる事象について考察する作家、竹久直樹の初個展が開催される。 

 竹久は1995年生まれ、多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースに在籍。主な展覧会に「鍋をかこむ」(今川宇宙/勝見里奈との3人展、新宿眼科画廊、2016)、「NEW JAPAN PHOTO 4」(IMA CONCEPT STORE、2017)などがある。

 本展では、写真が孕む記録メディアとしての不完全さをベースにしながら、iPhoneで撮影された写真をもとにした新作群を発表。今回の展示に際して次のような言葉を寄せている。

「シンクロしてシャッターを切る2台のiPhoneを用い、『ポートレート』写真と『ポートレートを撮った』写真たちを撮影しました。2通りの写真群を軸に組まれた作品群は、写真というものがあくまで眼前の風景を撮影者が都合よくトリミングしたものであることを我々に突きつけ、記録メディアとしての不完全さを暴く一方で、それでもなお行われる『写真と記憶との結びつき』の真髄とは一体何者であるのかを我々に提示することでしょう。この機会にぜひご高覧いただけますと幸いです」(竹久直樹)