EXHIBITIONS

国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く

浮世絵ねこの世界展

2018.04.06 - 05.13

歌川国芳 鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘(部分) 弘化元-二年(1844-45)頃 団扇絵判錦絵 伊場屋仙三郎版

歌川国芳 鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘 弘化元-二年(1844-45)頃 団扇絵判錦絵 伊場屋仙三郎版

楊洲周延 幼稚苑猫ぢゃらし 明治三十八年(1905) 大判錦絵 松木平吉版

歌川国芳 五十三駅 岡崎 弘化四-嘉永元年(1847-48)頃 大判錦絵 江崎屋吉兵衛版

 甘えてくるかと思えば、予想外な行動を起こし、多彩な表情で人々を和ませる「猫」。江戸〜明治時代の浮世絵師たちも、様々なかたちで猫の姿を描き出している。

 本展では、歌川国芳、歌川広重、歌川国貞、歌川豊国、渓斎英泉など、人気の浮世絵師たちによる「浮世絵ねこの世界」を一挙に紹介。猫を写実的に描いた作品から、美人や子供たちのそばで幸せそうな様子を捉えたもの、擬人化され、人間のように振る舞う猫、そして妖怪「化け猫」まで、浮世絵の中で猫たちが自由自在に動き回る。