EXHIBITIONS

岡崎和郎

ひさし・枝・空気

2018.02.26 - 03.16

岡崎和郎

 1960年代より一貫して、従来の美術表現で見落とされてきたことを補う「御物補遺(ぎょぶつほい)」という独自の概念で、物体の表と裏、虚と実、内と外、表と裏の反転といった様々な思考を呼び起こすオブジェ作品を手がけてきた岡崎和郎。

 77年頃より現在まで制作が続く「HISASHI」シリーズでは、「補遺」を的確に表わすという庇から着想を得て、庇と異なる有機的な形態を含ませることで、人工と自然双方を合わせ持つ全体を暗示しようと試みてきた。

 本展は、「ひさし・枝・空気」をテーマに展開される。