EXHIBITIONS
ビオクラシー 〜“途方もない今”の少し先へ
原発事故や東日本大震災後の暮らしを作品に込めたもの、少し先の未来を創造できるもの、様々な作品から震災後の7年を改めて考える展覧会が開催される。
震災後、福島に移住し活動を続けてきた本展企画伴走者の平井有太は、2016年に刊行した『ビオクラシー福島に、すでにある』の中で、本展のタイトルともなっている自身の造語「ビオクラシー=生命主義」を記した。ビオクラシーを命より経済を重視し、ひいては戦争にもつながりうる資本主義や、民が主となって多数決で進む現状の民主主義を超えるものとして訴えている。また、人々との関わりや会話、インタビューなどを「ソーシャルスケープ」と名づけ、社会活動での実践手段のひとつとして用いながら、政治家やアーティスト、酒屋の蔵元、農家などを「活性家」として取り上げた。
本展では、平井が取材した「活性家」をはじめ、震災以降の福島のこと、これからの暮らしについて、改めて考えるきっかけとなる作家や作品を紹介。また、そのための試みとして会期中、はじまりの美術館の電力を再生可能エネルギーに切り替える。本展を通して、積み重なっていく日々の少し先を考え、話し合うきっかけにしたい。
<出品作家>赤間政昭、アサノコウタ、岩根愛、梅原真、古久保憲満、SIDE CORE、佐賀建、佐藤菜々、田島征三、Chim↑Pom、平井有太、藤城光、宮川佑理子
震災後、福島に移住し活動を続けてきた本展企画伴走者の平井有太は、2016年に刊行した『ビオクラシー福島に、すでにある』の中で、本展のタイトルともなっている自身の造語「ビオクラシー=生命主義」を記した。ビオクラシーを命より経済を重視し、ひいては戦争にもつながりうる資本主義や、民が主となって多数決で進む現状の民主主義を超えるものとして訴えている。また、人々との関わりや会話、インタビューなどを「ソーシャルスケープ」と名づけ、社会活動での実践手段のひとつとして用いながら、政治家やアーティスト、酒屋の蔵元、農家などを「活性家」として取り上げた。
本展では、平井が取材した「活性家」をはじめ、震災以降の福島のこと、これからの暮らしについて、改めて考えるきっかけとなる作家や作品を紹介。また、そのための試みとして会期中、はじまりの美術館の電力を再生可能エネルギーに切り替える。本展を通して、積み重なっていく日々の少し先を考え、話し合うきっかけにしたい。
<出品作家>赤間政昭、アサノコウタ、岩根愛、梅原真、古久保憲満、SIDE CORE、佐賀建、佐藤菜々、田島征三、Chim↑Pom、平井有太、藤城光、宮川佑理子




