EXHIBITIONS

今村源

パラパラパラ

2018.03.03 - 03.18

今村源 “キセイ・樹” (越後妻有アートトリエンナーレ2012「京都精華大学 枯木又プロジェクト 十日町旧枯木又分校」、新潟) 撮影=畠山崇

今村源 “キセイ・樹” (越後妻有アートトリエンナーレ2012「京都精華大学 枯木又プロジェクト 十日町旧枯木又分校」、新潟) 撮影=畠山崇

今村源 「Shizubi Project 3 わた死としてのキノコ」 2013(静岡市美術館、会場風景) 撮影=表恒匡

今村源 「Shizubi Project 3 わた死としてのキノコ」 2013(静岡市美術館、会場風景) 撮影=表恒匡

今村源 「Shizubi Project 3 わた死としてのキノコ」 2013(静岡市美術館、会場風景) 撮影=表恒匡

今村源 わたしとシタワ 2008(信濃橋画廊、大阪)

 「パラサイト」や「パラソル」「パラドックス」をキーワードに、京都で活動するアーティスト、今村源の個展が開催される。

 2017年、6年ぶりに行われた個展では、初の試みとなるカラーワイヤーを素材とした平面作品のほか、版画にも挑戦。哲学的な作品は、見ていて楽しく、また日常と表裏一体にある深遠な世界を垣間見せてくれる。

 本展では、ARTZONEを宿主にキノコを寄生させ、日常的な通念や価値観をいたずらのようにひっくり返すことを試みる。キノコの傘の下、菌糸がパラサイトした会場は、子どもの頃に親に内緒で忍び込んだ森の中のように、魅惑的で少しの恐怖を感じさせる、矛盾に満ちた世界となることだろう。