ウィル・スウィーニー「ENERGY CANNOT BE DESTROYED」

　隙間で、ウィル・スウィーニーによる個展「ENERGY CANNOT BE DESTROYED」が開催される。

　ウィル・スウィーニーはロンドン出身のグラフィックアーティストで、現在は東京を拠点に活動している。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでイラストレーションを学んだ後、様々なファッションブランドやミュージシャン、コミック、アニメーションなど、多岐にわたる分野との協業を通して作品を制作してきた。スウィーニーの作品は、SFやアンダーグラウンド・コミック、サブカルチャーに影響を受けた、緻密で幻想的な視覚言語を特徴としている。

　本展では、ギャラリーの無機質な空間から着想を得て、新たなカラーパレットや技法を探求した新作群を発表。また、作品に加え、スウィーニーは会場内に自身のスタジオを再現し、会期を通して滞在制作を行う予定だという。空間には、アーティストが選曲したプレイリストが響き、グラフィックに内在するインスピレーションの奥行きを体験することができる。