渡邉美穂「brain room」

　hitotoで、渡邉美穂による個展「brain room」が開催されている。

　渡邉美穂は1979年生まれ。銅駝美術工芸高校服飾科を卒業し、成安造形短期大学洋画クラスを卒業している。2004年から2024年、田中美穂植物店店主。2024年閉店後、渡邉美穂として京都市左京区にアトリエを構え制作活動を開始した。

　本展は、渡邉にとってhitotoでの2回目の個展となっている。展覧会に際して、渡邉は次のように述べている。

「脳みその部屋。みんなが持ってる脳みそ部屋。自分だけしか入れないその部屋は、きっとたくさんある。やりたいこと、つくりたいものが絞れない私は、そのたくさんの部屋の前で、どの部屋に入ろうか悩む。ガチャっと入ってみては、すぐ出たり、ガチャっと入ってみたら、奥にまた部屋があったり。広い部屋、狭い部屋、賑やかな部屋、静かな部屋。行けそうで行けない部屋。死ぬまでに入れるだろうか。ということで、今回の展示は、私の脳みその部屋。の一部になりますが、見ていただきたいと思います。きっと一緒の部屋、お持ちですよね」（展覧会ウェブサイトより）。