EXHIBITIONS
ミリアム・カーン
photographs
バーゼルとブレーガグリアを拠点に活動するスイス出身のアーティスト、ミリアム・カーン。1970年代にニュー・フェミニズムや反核運動の影響を強く受けたカーンは、バーゼル郊外の環状道路に描いたグラフティの屋外作品で注目を浴び、その名が広く知れ渡った。その後も、大きな布に黒鉛で描いたパフォーマンス性を伴うドローイングや、色鮮やかな水彩作品の「原子爆弾」シリーズなど、動植物や風景、建築を主なモチーフに多彩な表現方法で制作を続けている。
2018年3月から始まる「第21回シドニー・ビエンナーレ」に1986年以来2度目の参加を果たすほか、また19年には、パブロ・ピカソの《ゲルニカ》で知られるマドリードのソフィア王立芸術センターで大規模な個展が開催予定。17年の「ドクメンタ14」では、ドイツとギリシャの両会場で発表したペインティング作品とドローイング、詩からなる複合的なインスレーションが高い評価を受け、改めて注目を集めている。
本展では、屋外で撮影した自作のドローイングや、アトリエを構えるスイス・ブレーガグリアの自然の中で撮影や現像を行った写真作品を中心に展示。これまであまり注目されることのなかった側面を通じて、カーンの世界を紹介する。
2018年3月から始まる「第21回シドニー・ビエンナーレ」に1986年以来2度目の参加を果たすほか、また19年には、パブロ・ピカソの《ゲルニカ》で知られるマドリードのソフィア王立芸術センターで大規模な個展が開催予定。17年の「ドクメンタ14」では、ドイツとギリシャの両会場で発表したペインティング作品とドローイング、詩からなる複合的なインスレーションが高い評価を受け、改めて注目を集めている。
本展では、屋外で撮影した自作のドローイングや、アトリエを構えるスイス・ブレーガグリアの自然の中で撮影や現像を行った写真作品を中心に展示。これまであまり注目されることのなかった側面を通じて、カーンの世界を紹介する。



