EXHIBITIONS
古畑智気
Physical objects
古畑智気は1986年長野県生まれ、2011年愛知県立芸術大学大学院修士課程油画領域を修了。グループ展などを中心に名古屋で活動を続け、「3331 ART FAIR(3331 Arts Chiyoda、2014)」で審査員賞を受賞している。
これまで、アクリル絵具をキャンバスに置き、鉄板で掻き取ることで生まれる抽象的な痕跡を見せる「broken drops」シリーズや、本来隠れてしまう木枠をキャンバス上に描き出した「frame」シリーズを手がけたほか、色を加えることで重なり合う木枠の位置関係を曖昧にした作品など、見えない部分や見せない部分を作品として利用している。
その後、用具と素材と、ある程度予想を加味した偶然の結果から生まれた形態を、その過程を単なる現象に過ぎないものとして表現した「finder」シリーズを新たに制作。「broken drops」シリーズとプロセスは同じものの、支持体をパネルからキャンバスに変ることで、たわみなどから生まれる偶然性や不確実性に重点を置いた作品となっている。
本展では、18点前後の新作を展示。絵具を現象として表現し、「finder」シリーズを中心に置き、「broken drops」「frame」シリーズ、を並べることで、さらに大きな構造をとらえることを企図する。
これまで、アクリル絵具をキャンバスに置き、鉄板で掻き取ることで生まれる抽象的な痕跡を見せる「broken drops」シリーズや、本来隠れてしまう木枠をキャンバス上に描き出した「frame」シリーズを手がけたほか、色を加えることで重なり合う木枠の位置関係を曖昧にした作品など、見えない部分や見せない部分を作品として利用している。
その後、用具と素材と、ある程度予想を加味した偶然の結果から生まれた形態を、その過程を単なる現象に過ぎないものとして表現した「finder」シリーズを新たに制作。「broken drops」シリーズとプロセスは同じものの、支持体をパネルからキャンバスに変ることで、たわみなどから生まれる偶然性や不確実性に重点を置いた作品となっている。
本展では、18点前後の新作を展示。絵具を現象として表現し、「finder」シリーズを中心に置き、「broken drops」「frame」シリーズ、を並べることで、さらに大きな構造をとらえることを企図する。




