EXHIBITIONS
求道の画家 岸田劉生と椿貞雄
日本近代洋画の青春時代に、ひたむきに絵画を追究した2人の画家、岸田劉生と椿貞雄の画業をたどる回顧展が開催される。
白馬会洋画研究所で黒田清輝に油彩画を学んだ劉生は文芸誌『白樺』を通して後期印象派の洗礼を受け、1912年に若い画家たちとヒユウザン会を興した。しかし、新しい絵画表現のみに満足しなかった劉生は15年に草土社を結成。その求道者的な独特の写実表現で青年画家たちに影響を与えた。
いっぽう、椿は早逝した兄の影響で水彩画を始めたことをきっかけに画家を志し、18歳の時に上京。劉生の作品に感銘を受けて入門し、19歳で草土社の創立同人となる。劉生が鵠沼に転居すると自身も移り住んで行動をともにするなど、草土社の中でもとりわけ劉生の身近にいた。
本展では、劉生の麗子像や椿の120号の大作《家族》といった油彩画の代表作に加え、2人の日本画も含めた約170点を展示。両者の関わりや劉生没後の椿の展開にも光を当てる。
白馬会洋画研究所で黒田清輝に油彩画を学んだ劉生は文芸誌『白樺』を通して後期印象派の洗礼を受け、1912年に若い画家たちとヒユウザン会を興した。しかし、新しい絵画表現のみに満足しなかった劉生は15年に草土社を結成。その求道者的な独特の写実表現で青年画家たちに影響を与えた。
いっぽう、椿は早逝した兄の影響で水彩画を始めたことをきっかけに画家を志し、18歳の時に上京。劉生の作品に感銘を受けて入門し、19歳で草土社の創立同人となる。劉生が鵠沼に転居すると自身も移り住んで行動をともにするなど、草土社の中でもとりわけ劉生の身近にいた。
本展では、劉生の麗子像や椿の120号の大作《家族》といった油彩画の代表作に加え、2人の日本画も含めた約170点を展示。両者の関わりや劉生没後の椿の展開にも光を当てる。


