EXHIBITIONS
細井えみか「確かめる行為」
構造物から着想を得て、工業製品として流通する鉄と様々な素材とのシステマティックな関係を、彫刻作品として落とし込む細井えみか。
細井は1993年生まれ、武蔵野美術大学大学院在学中。これまで東京を中心にグループ展へ多数出品するほか、2016年夏にはラサール芸術大学(シンガポール)でのアートキャンプ「Tropical Lab 10」に参加し、現地で感じた人々の文化財保護と経済発展の葛藤を基に本展のテーマへと至る。
本展は、存在の目的とその意味について細井の懐疑的な視点で制作された新作によって構成される。
「かつてサルだった頃から時を経て、当たり前にビルを建て社会を作り、休まず発展を繰り返してきた私達は、一体どこへ向かい何を目標としているのか。人間というフィルターを通してしか知覚することができないこの世界で、居心地良く感じていること、すなわち私達が慣れ過ぎてしまったことはそれゆえ言及されづらい。存在している事さえ曖昧に思えるなかで、見えている現実を確かめる行為として作品をつくっている」(細井えみか)
細井は1993年生まれ、武蔵野美術大学大学院在学中。これまで東京を中心にグループ展へ多数出品するほか、2016年夏にはラサール芸術大学(シンガポール)でのアートキャンプ「Tropical Lab 10」に参加し、現地で感じた人々の文化財保護と経済発展の葛藤を基に本展のテーマへと至る。
本展は、存在の目的とその意味について細井の懐疑的な視点で制作された新作によって構成される。
「かつてサルだった頃から時を経て、当たり前にビルを建て社会を作り、休まず発展を繰り返してきた私達は、一体どこへ向かい何を目標としているのか。人間というフィルターを通してしか知覚することができないこの世界で、居心地良く感じていること、すなわち私達が慣れ過ぎてしまったことはそれゆえ言及されづらい。存在している事さえ曖昧に思えるなかで、見えている現実を確かめる行為として作品をつくっている」(細井えみか)




