EXHIBITIONS

人体 ―神秘への挑戦―

2018.03.13 - 06.17

アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ』初版本 1543 広島経済大学所蔵

アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ』初版本 1543 広島経済大学所蔵

アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ』初版本 1543 広島経済大学所蔵

レオナルド・ダ・ヴィンチ「解剖手稿」より頭部断面、脳と眼の結びつき部分 1490-92頃 ウィンザー城王室コレクション所蔵 Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2018

レーウェンフックの顕微鏡 1673-1723頃 ブールハーフェ博物館所蔵 © Rijksmuseum Boerhaave, Leiden V30337

「キンストレーキ」(男性) 19世紀 金沢大学医学部記念館所蔵

「キンストレーキ」(女性) 19世紀 福井市立郷土歴史博物館所蔵 展示期間=3月13日~5月17日

 身近でありながら奥深い、「人体」の世界に焦点を当てる展覧会が開催される。

 自らを生かし、動かすものの仕組みを理解するために人類は多くの挑戦を重ねてきた。人体研究の歴史は科学の発達の縮図であり、人体理解の道筋をたどることで、その本質も概観できるといえるだろう。

 本展では、先人たちの飽くなき探究の歴史と功績、最先端の研究という2つの軸を通して、人体研究の今昔を紹介。16世紀の医学・解剖学者のアンドレアス・ヴェサリウスが自身の目で観察したままの人体の姿を記録した革命的な解剖図譜『ファブリカ』(初版本、1543)のほか、日本国内にわずか4体しかない紙粘土製の人体模型「キンストレーキ」2体を展示し、「人体」という永遠の謎がレオナルド・ダ・ヴィンチや現在の最先端の医学研究者たちを虜にしてきたかを伝える。

※「キンストレーキ」(女性)の展示期間は3月13日~5月17日まで