EXHIBITIONS

青山義雄展

きらめく航跡をたどる

2018.02.10 - 04.15

青山義雄 海辺の輪舞(部分) 1926 神奈川県立近代美術館

青山義雄 海辺の輪舞 1926 神奈川県立近代美術館

青山義雄 浦賀水道・春 1992 横須賀美術館

青山義雄 バラ園 1993 横須賀美術館

 青山義雄は1894年、海軍に従事する父のもとに生まれ、8歳まで横須賀で育った。画家を志し、1921年にフランスに渡りパリを中心に活動、サロン・ドートンヌに入選を果たす。肺病の療養のため訪れた南フランスでマティスに出会い、「この男は色彩を持っている」と高く評価され、現代にも通じる叙情的な作風で注目を集めた。

 1930年に春陽会に作品を送り高く評価され賞賛をもって1935年に帰国。しかし、戦後再びフランスに拠点を移し、優れた風景画を描き続けた。

 本展は没後20年、いまだ魅力を放ち続ける青山の作品を振り返る展覧会。