EXHIBITIONS
糸川ゆりえ
アルカディア
透明色や反射を多用し、陰影に揺らぐとらえどころのないモチーフが漠然と浮かび上がるような表現で、非日常的な世界観を描き出す糸川ゆりえ。
糸川の作品は、銀色やラメを混ぜ込んだ絵具の使用法が特徴。単純にデコレーションとして画面を華やかにするといった目的ではなく、反射による視覚効果を利用し、画面上で図像が揺らめくように企図している。
並行して樹脂や透明メディウムなどを混ぜることで、絵具に透明感を与え、光を跳ね返す銀色の効果に相対させるように、光を色彩の奥へと透過させていく。
これまで、ポートレイトのように1つの対象にまつわる情景、あるいは複合的な内容であってもそれらを1個の集合ととらえて描いてきた糸川。本展では、過去作とは異なり、様々な要素を溶かし合わせた新作を発表する。
糸川の作品は、銀色やラメを混ぜ込んだ絵具の使用法が特徴。単純にデコレーションとして画面を華やかにするといった目的ではなく、反射による視覚効果を利用し、画面上で図像が揺らめくように企図している。
並行して樹脂や透明メディウムなどを混ぜることで、絵具に透明感を与え、光を跳ね返す銀色の効果に相対させるように、光を色彩の奥へと透過させていく。
これまで、ポートレイトのように1つの対象にまつわる情景、あるいは複合的な内容であってもそれらを1個の集合ととらえて描いてきた糸川。本展では、過去作とは異なり、様々な要素を溶かし合わせた新作を発表する。