A SIGN OF EMOTION

　女性をモチーフに、感情や想い、不安や危うさ、そして人生の儚さなどを表現している女性作家らによるグループ展が開催される。

　幼少の頃から水彩画、漫画を描くことをライフワークとし、多摩美術大学在学中に版画技法を学び、独自の世界観と技法を追求している山口菜摘。現在は自宅のアトリエで「大都会に生きる女性」をテーマに活動している。

　倉崎稜希は福岡県を中心に活動し、花と人物の異なる存在を、溶け合い混じり合っているように表現することで、花と人物のメタファーの関係性を描き出している。

　余白や盛り上げた部分を含めジェッソで１０層以上塗り重ね、サンドペーパーで磨き上げ下地を作り、油彩で女性を描く竹馬紀美子は、若い世代特有の将来に対する希望や輝き、不安や危うさ、人生の儚さなどを余白で表現している。

　三人の女性作家による三者三様の女性を主題としたポートレート作品が展示される。