EXHIBITIONS
山下恒夫
Fragments of journey 1993-1997
『マリクレール』の日本版7月号に掲載されていたパリの写真をきっかけに、ヨーロッパへの短い旅を繰り返した写真家、山下恒夫。
1993年、山下は、写真家の白岡順がパリを撮影したモノクロ写真に出会う。それはパリを撮りながらパリについて何か情報を伝えようとするでもなく、そもそも情報という要素を無視しているような写真に見えたという。この出来事を機に、山下は被写体の意味性によらず、安易なストーリーテリングではない写真を志すようになる。
本展に寄せて、山下は次のような言葉を寄せている。
「海外を旅していると初めて見る風景や人々を手当たり次第写真に撮ってしまいがちだ。始めの頃はどこそこにこんな風景がありましてこんな人々が住んでおります的な写真しか撮れなかった。しかし旅をして現像とプリントを繰り返しているうちに写真に必要なことと不必要なことがわかりかけてきた気がする。その頃の写真をもう一度見直して再構成してみた」(山下恒夫)
1993年、山下は、写真家の白岡順がパリを撮影したモノクロ写真に出会う。それはパリを撮りながらパリについて何か情報を伝えようとするでもなく、そもそも情報という要素を無視しているような写真に見えたという。この出来事を機に、山下は被写体の意味性によらず、安易なストーリーテリングではない写真を志すようになる。
本展に寄せて、山下は次のような言葉を寄せている。
「海外を旅していると初めて見る風景や人々を手当たり次第写真に撮ってしまいがちだ。始めの頃はどこそこにこんな風景がありましてこんな人々が住んでおります的な写真しか撮れなかった。しかし旅をして現像とプリントを繰り返しているうちに写真に必要なことと不必要なことがわかりかけてきた気がする。その頃の写真をもう一度見直して再構成してみた」(山下恒夫)