EXHIBITIONS

雨宮庸介

Ring Me Twice

2018.02.07 - 03.10

雨宮庸介 りんご(制作中) 参考図版

雨宮庸介 りんご(制作中) 参考図版

 彫刻や映像インスタレーション、パフォーマンスといった様々な手法を用いて、物事の境界線の再考を促すような作品を制作してきた美術家、雨宮庸介。日本では2008年以来となる10年ぶりの個展を開催する。

 雨宮は1975年茨城県生まれ、サンドベルグインスティテュート(アムステルダム)修士課程を修了。現在はベルリンを拠点に活動している。近年の個展に、13年「On Alongsideness」(Galerie Fons Welters、アムステルダム)を行うほか、夜の木津川で船上から作品を鑑賞する体感型アートイベント「7つの船」などに参加。

 14年より、日本の国東半島を起点に小さな石6個を6人がひとつずつ持ち、5年毎に引き継ぎながら3314年に成立する「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」を開始している。

 本展は、活動初期から長年にわたって続ける「林檎の彫刻」「時間を扱った紙の作品」「木炭デッサン」の3種類の作品によって構成。また「未来を担う美術家たち 20th DOMANI・明日展」(国立新美術館、~3月4日)の会期中に公開制作、公開練習を行う。