EXHIBITIONS

松下まり子

RAW

2018.02.02 - 03.31

松下まり子 性的な肉体について1 2017 Courtesy of KEN NAKAHASHI

松下まり子 性的な肉体について1 2017 Courtesy of KEN NAKAHASHI

松下まり子 肉体の夢 2017 Courtesy of KEN NAKAHASHI

松下まり子 RAW 2017 Courtesy of KEN NAKAHASHI 写真=立石幹人(たていし・みきと)

松下まり子 RAW 2017 Courtesy of KEN NAKAHASHI 写真:立石幹人(たていし・みきと)

松下まり子 Walking with Meat 2017 Camera by Mikito Tateishi Courtesy of KEN NAKAHASHI 映像:立石幹人(たていし・みきと)

 性愛と生きる上での痛みを題材に、モデルや自分自身との親密な関係を経て力強いペインティングを制作する松下まり子。自身の未来や宇宙を想像する心と、原始的で魔術的な「生」を希求する心を込めた「RAW」をタイトルに掲げ、新作個展を開催する。

 松下は、1980年大阪生まれ、京都市立芸術大学油画専攻卒業。2016年に「第2回CAFAA賞」最優秀賞を受賞し、副賞としてロンドンのデルフィナ財団でのレジデンスプログラム(17年7〜9月)に参加した。これまでの絵画表現だけでなく、パフォーマンス、映像、写真など新たなメディアを用いた表現へと活動を広げている。

 本展では、肉の塊を抱えロンドンの街を歩くという、作家の人生のメタファーである《Walking with Meat》と、ロンドンの街や松下のくつろいだベッドルームで子供のようでキッチュな世界を繰り広げていく、キツネ探しがテーマの《Little Fox in London》を発表。また、松下が3ヶ月間過ごしたロンドンの部屋で自身の裸を撮った《RAW》など、新作の絵画に加えて、ロンドンで写真家・立石幹人とコラボレーションしたパフォーマンス映像、写真などを公開する。