EXHIBITIONS

呉昌碩とその時代 ―苦鉄没後90年―

東京国立博物館 東洋館|01.01 - 01.27, 01.29 - 03.03

幽蘭図巻(部分) 清時代・光緒18年(1892) 東京国立博物館蔵(東博後期展示)

篆書孟子章句扇面 清時代・光緒7年(1881) 個人蔵 (書博全期間展示)

墨梅図軸 清時代・光緒14年(1888) 個人蔵 (書博前期展示)

幽蘭図巻(部分) 清時代・光緒18年(1892) 東京国立博物館蔵(東博後期展示)

幽蘭図巻(部分) 清時代・光緒18年(1892) 東京国立博物館蔵(東博後期展示)

開通褒斜道刻石跋 中華民国元年(1912) 台東区立書道博物館蔵 (書博全期間展示)

石鼓文-中権本- 戦国時代・前5~前4世紀 三井記念美術館蔵(書博後期展示)

 300年近く存続した清王朝の最後を飾る文人として知られ、中華民国の初期まで、書・画・印に妙腕をふるった呉昌碩(ご・しょうせき)。

 昌碩は幼少から私塾に通い勉学を積むも、太平天国の乱によって一家は離散、17〜21歳まで凄惨な放浪生活を強いられた。乱の平定後は村人に学問を教え、地方の小職に就きながら、書画篆刻に勤しむ。56歳のときに安東県(江蘇省)の知事となるも、腐敗した官界に耐えられず1ヶ月で辞職。すでに盛名を馳せていた昌碩は書画篆刻で生計を立て、84歳で没するまで在野の職業文人として、旺盛な創作を展開した。その紀元前5世紀ごろの古代文字である石鼓文の臨書に励み、風韻を書・画・印に結実させている。

 昌碩没後90年の節目に開催される本展では、重厚な運筆のなかに輝きを見せる作品を概観し、その業績を顕彰。台東区立書道博物館、朝倉彫塑館でも連動企画が行われる。