EXHIBITIONS

いつだって猫展

2018.04.07 - 05.20

歌川国芳 山海愛度図会 七 ヲゝいたい 越中滑川大蛸 個人蔵

歌川広重 名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣 個人蔵

歌川国芳 流行猫の曲鞠 個人蔵

オリジナルデザインのマグ(歌川国芳《二代目市川九蔵のあわしま庄太夫》に描かれた「うちわ絵」がモチーフ)

 いつの時代でも親しまれ、日本人の暮らしに寄り添い愛されてきた「猫」。古くから物語や絵画に登場する身近な存在であり、とりわけ江戸時代後期、「猫ブーム」が到来すると、猫は浮世絵、歌舞伎、版本などに多く取り上げられた。

 ときに可愛らしい姿として、ねずみ退治の頼もしい姿や人々を脅かす化け猫として、福を招く縁起物として、猫たちは変幻自在に江戸の世を駆け巡った。

 本展では、猫を題材とした浮世絵を中心に展示。招き猫やおもちゃ絵、版本などを交え、江戸後期〜明治時代にかけて巻き起こった「猫ブーム」の諸相を紹介する。