EXHIBITIONS
鴻池朋子展 メディシン・インフラ
青森県立美術館とその周辺野外、国立療養所松丘保養園 社会交流会館で「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」が開催される。
鴻池朋子は、絵画、彫刻、手芸、歌、映像、絵本など様々な画材とメディアをもちい、また旅での移動や野外でのサイトスペシフィックな活動によって、芸術の根源的な問い直しを続けている。おもな個展は「Fur Story」(リーズ芸術大学、2018)、「ハンターギャザラー」(秋田県立近代美術館、2018)、「ちゅうがえり」(アーティゾン美術館、2020)、「みる誕生」(高松市美術館、静岡県立美術館、2022)など。
鴻池朋子の身体は東日本大震災以降、地球の振動を新たな画材と感じ、旅をしては野外の技法を習得し、ときに土木工事や縫いものをメディアに「絵」を描いてきた。昨年より東北でスタートした《メディシン・インフラ(薬の道)》は、鴻池が各地を巡り、縁のあった場所に自作を展示保管してもらう長期的なプロジェクト。その活動は福島、岩手、北海道へと少しずつ広がっている。現在も能登半島地震の被災地の仮設住宅に設置されるカーテン作品を制作中だ。
青森県立美術館は、鴻池から「地図帳やランドマーク」の役目を託された。鴻池は「作家やアーティストのようにメッセージや問いを投げかけるのではなく、後はもう自分の体しかない、というギリギリのところまで連れだしたい」と語っている。
鴻池朋子は、絵画、彫刻、手芸、歌、映像、絵本など様々な画材とメディアをもちい、また旅での移動や野外でのサイトスペシフィックな活動によって、芸術の根源的な問い直しを続けている。おもな個展は「Fur Story」(リーズ芸術大学、2018)、「ハンターギャザラー」(秋田県立近代美術館、2018)、「ちゅうがえり」(アーティゾン美術館、2020)、「みる誕生」(高松市美術館、静岡県立美術館、2022)など。
鴻池朋子の身体は東日本大震災以降、地球の振動を新たな画材と感じ、旅をしては野外の技法を習得し、ときに土木工事や縫いものをメディアに「絵」を描いてきた。昨年より東北でスタートした《メディシン・インフラ(薬の道)》は、鴻池が各地を巡り、縁のあった場所に自作を展示保管してもらう長期的なプロジェクト。その活動は福島、岩手、北海道へと少しずつ広がっている。現在も能登半島地震の被災地の仮設住宅に設置されるカーテン作品を制作中だ。
青森県立美術館は、鴻池から「地図帳やランドマーク」の役目を託された。鴻池は「作家やアーティストのようにメッセージや問いを投げかけるのではなく、後はもう自分の体しかない、というギリギリのところまで連れだしたい」と語っている。