ズザナ・バルトシェック「Show Room」

　CADAN 有楽町で、ズザナ・バルトシェックによる個展「Show Room」が開催される。本展は、KYOKOYUKIのゲスト企画として、Tenko Presentsを主宰する中島点子がキュレーションを担当。

　ズザナ・バルトシェックは、陰鬱でメランコリックな場面を描く。石炭鉱山で這い回る赤ちゃん、顔のない馬や人々による労働の場面、そして悲しげな白鳥の顔、すべてが灰色とベビーブルーの色調で現れる。

　バルトシェックは、その無垢でありながら痛々しいモチーフをキャンバスに適用し、恐怖、戦争、脅威を完全に表現することで、一時的な安堵感を得ようとして、そうすることで「恐怖が一時的に危険ではなくなる」と述べている。本展で、この「Show Window」というシリーズは、デパートのディスプレイウィンドウに似た空間に展示される。