Artist in Residence - 海外アーティストの滞在制作活動

　年間を通しアーティスト・イン・レジデンスを運営する遊工房アートスペース。アートは広く開かれ、異文化の人々のコミュニケーションと理解を育てるために必要なツールであると考え、真摯に活動を続けるアーティストの創作・発表の活動を支援してきた。新年1月は、2017年12月より日本に滞在する海外アーティスト3組、アリ・サールト（フィンランド）、アナ・サムソエ＆アンドレアス・ストゥビュエ・ジョハンセン（デンマーク）、デイヴィッド・フランクリン（アイルランド）滞在制作活動を紹介する。

　サールトはYumiko Chiba Associates（日本）に所属。肖像画や記憶、臨場感、光などに興味を持ち、 滞在中はピンホールカメラを作成し、ポートレートや風景の撮影を試みている。

　音響心理学と音響論に対する関心を寄せるサムソエとジョハンセンは、磁力や回転機関、陶を用いたサウンドインスタレーションを制作。特に、音響学の分野における彫刻的でパフォーマティブな関係性の立証に興味がある。

　絵画やドローイング、映像を中心に手がけるデイヴィッド・フランクリンは、2ヶ月間の滞在制作で行う長期プロジェクトの初期段階となるリサーチを展開。現在取り組んでいる作品と新しい実験の成果を発表する。

　なお、それぞれの展覧会タイトルは以下の通りとなっている。

アリ・サールト「東京 冬の光とノイズ」
アナ・サムソエ＆アンドレアス・ストゥビュエ・ジョハンセン「POWER PHYSIQUE チカラ カタチ」
デイヴィッド・フランクリン「CURSE」