EXHIBITIONS
グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史
変化する社会のなかで日本のグラフィックデザインが今後どのような方向に向かうのかを模索するべく、1953年から半世紀以上にわたって国内外のグラフィックデザインの最前線を追いかけてきた雑誌『アイデア』(誠文堂新光社)を手がかりに、現代グラフィックの第一線で活躍するデザイナーたちがそれぞれの視点から20世紀日本のグラフィックデザイン史を概観する。
明治以降の近代化および戦後の経済成長を経て大きく発展を遂げてきた日本のグラフィックデザイン。戦前のモダニズム、戦後復興と高度経済成長、情報社会の到来といった動向を通じて日本のグラフィックデザイナーは社会のなかに「デザイン」という領域を確立し、高い品質と独自の美学によって産業や文化の発展に寄与してきた。
やがて20世紀末からの本格的なグローバル時代の到来とともに、デジタルツールが専門家だけの領域であったデザインの実践を広く人々に解放され、経済的な先進国が特権的に享受してきたデザインの方法や素材は誰にでも、どこからでもアクセスできるものとなっている。
本展では、『アイデア』の総バックナンバーをはじめ、40名を超えるグラフィックデザイナーたちが幅広い年代から選書したデザイン関連書ライブラリを併設。貴重な書物を実際に手に取ることで、これからのデザインを考えるための視点を探る場をつくり上げる。
<参加デザイナー>
大西隆介、大原大次郎、加藤賢策、川名潤、菊地敦己、髙田唯、田中義久、田中良治、千原航、長嶋りかこ、中野豪雄、橋詰宗、前田晃伸ら
明治以降の近代化および戦後の経済成長を経て大きく発展を遂げてきた日本のグラフィックデザイン。戦前のモダニズム、戦後復興と高度経済成長、情報社会の到来といった動向を通じて日本のグラフィックデザイナーは社会のなかに「デザイン」という領域を確立し、高い品質と独自の美学によって産業や文化の発展に寄与してきた。
やがて20世紀末からの本格的なグローバル時代の到来とともに、デジタルツールが専門家だけの領域であったデザインの実践を広く人々に解放され、経済的な先進国が特権的に享受してきたデザインの方法や素材は誰にでも、どこからでもアクセスできるものとなっている。
本展では、『アイデア』の総バックナンバーをはじめ、40名を超えるグラフィックデザイナーたちが幅広い年代から選書したデザイン関連書ライブラリを併設。貴重な書物を実際に手に取ることで、これからのデザインを考えるための視点を探る場をつくり上げる。
<参加デザイナー>
大西隆介、大原大次郎、加藤賢策、川名潤、菊地敦己、髙田唯、田中義久、田中良治、千原航、長嶋りかこ、中野豪雄、橋詰宗、前田晃伸ら