EXHIBITIONS
テレポーティング・ランドスケープ
日本ではしばしば「風景」や「景観」といった意味で使用されるが、もとは「風景画」を指す言葉とされた「ランドスケープ」。本展では、この「ランドスケープ」という言葉の本来の用法に、あるいはその不可能性に立ち返りつつ、絵画というメディウムにとらわれない、新たな「ランドスケープ」のあり方を探求する。
出品作家は、近代的思考によってつくられたものが崩壊していくイメージを、映像作品や鋳造技法を用いた立体作品などでつくる諫山(いさやま)元貴、2008年から下向きの矢印記号を彫刻として提示する「↓」シリーズの継続的な発表に加え、長崎市松山町にかつて存在した、原爆投下地点を示す矢羽型の標柱についての調査を行い、「彫刻」に対する思考を通して作品制作を行う小田原のどか、「空虚(Void)を組み立てる」をテーマに鏡像や残像などの現象を扱った立体作品やサイトスペシフィックなインスタレーションなどを手がける小宮太郎、近年は「視覚の平面性」をキーワードに、絵画や写真の裏側から見ているかのような光景をつくり出す作品や、高解像度モニターを用いた作品などを制作する丸橋光生。
諫山、小田原、小宮、丸橋の4名が「テレポーティング・ランドスケープ」と名づけた新たな「風景画」を見せる。
出品作家は、近代的思考によってつくられたものが崩壊していくイメージを、映像作品や鋳造技法を用いた立体作品などでつくる諫山(いさやま)元貴、2008年から下向きの矢印記号を彫刻として提示する「↓」シリーズの継続的な発表に加え、長崎市松山町にかつて存在した、原爆投下地点を示す矢羽型の標柱についての調査を行い、「彫刻」に対する思考を通して作品制作を行う小田原のどか、「空虚(Void)を組み立てる」をテーマに鏡像や残像などの現象を扱った立体作品やサイトスペシフィックなインスタレーションなどを手がける小宮太郎、近年は「視覚の平面性」をキーワードに、絵画や写真の裏側から見ているかのような光景をつくり出す作品や、高解像度モニターを用いた作品などを制作する丸橋光生。
諫山、小田原、小宮、丸橋の4名が「テレポーティング・ランドスケープ」と名づけた新たな「風景画」を見せる。