EXHIBITIONS
サリーナ・サッタポン「In the realm beyond spectrum」
現代芸術振興財団で、サリーナ・サッタポンによる個展「In the realm beyond spectrum」が開催されている。
サリーナ・サッタポンはタイの少数民族出身であるという個人的な背景や日常生活をインスピレーションソースとして、これまでパフォーマンスアート、写真、ビデオ・アート、インスタレーションなど、さまざまな媒体で制作を続けている。
本展は、ホワイトキューブとガラスの壁、6チャンネルのモキュメンタリ―映像で構成されたパフォーマンス空間を立ち上げ、観客と作品を接続する試み。映像は、タイに住むサッタポンの叔母の人生譚から着想を得ており、それを日本の文脈に置き換えて描かれている。鑑賞者は作品の「内」と「外」の双方から作品を見聞きし、作品の一部となることで、その立場は鑑賞者から作品の構成者へと変化するという。個々人と空間の、一見すると終わりのない関係性は、鑑賞者自らが持つつながりを再訪する手がかりとなるだろう。
サリーナ・サッタポンはタイの少数民族出身であるという個人的な背景や日常生活をインスピレーションソースとして、これまでパフォーマンスアート、写真、ビデオ・アート、インスタレーションなど、さまざまな媒体で制作を続けている。
本展は、ホワイトキューブとガラスの壁、6チャンネルのモキュメンタリ―映像で構成されたパフォーマンス空間を立ち上げ、観客と作品を接続する試み。映像は、タイに住むサッタポンの叔母の人生譚から着想を得ており、それを日本の文脈に置き換えて描かれている。鑑賞者は作品の「内」と「外」の双方から作品を見聞きし、作品の一部となることで、その立場は鑑賞者から作品の構成者へと変化するという。個々人と空間の、一見すると終わりのない関係性は、鑑賞者自らが持つつながりを再訪する手がかりとなるだろう。

