EXHIBITIONS

現代美術に魅せられて 原俊夫による原美術館コレクション展

原美術館
2018.01.06 - 03.11, 2018.03.21 - 06.03

草間彌生 自己消滅 1980 © Yayoi Kusama(前期出品)

草間彌生 自己消滅 1980 © Yayoi Kusama(前期出品)

杉本博司 「仏の海」より 1995 © Hiroshi Sugimoto Courtesy of Gallery Koyanagi(前期出品、後期出品)

李禹煥 線より 1979 © Lee Ufan(前期出品)

奈良美智 Eve of Destruction 2006 © Yoshitomo Nara (後期出品)

蜷川実花 PLANT A TREE 2011 © mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery(後期出品)

ミカリーン トーマス Mama Bush : One of a Kind Two 2009 © Mickalene Thomas(後期出品)

 1979年、日本における現代美術館の先駆けとして開館した原美術館。創立者・現館長の原俊夫は、現代美術の発展と国際交流に情熱を傾け、様々な展覧会を催すいっぽう、コレクション活動にも力を注いできた。

 本展は、ひとつひとつ丹念に収集した1950年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなど所蔵作品約1000点の中から、原が初めて自ら選びキュレーションするコレクション展。1970年代後半より80年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期、企画展の開催などをきっかけに収蔵された作品を主とする後期の2期に分け、約40年に渡る原美術館の活動の一端を紹介する。

 前期の出品作家は、戦後絵画に大きな影響を与えた抽象表現主義のジャクソン・ポロックやマーク・ロスコ、ポップアートを代表するアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタインほか、ナムジュン・パイク、艾未未(アイ・ウェイウェイ)、李禹煥(リ・ウーファン)。日本からは、戦後日本美術を牽引した今井俊満、河原温、工藤哲巳、宮脇愛子に加え、現代で活躍する草間彌生、篠原有司男、杉本博司(後期でも出品予定)の作品が並ぶ。

 後期では、安藤正子、荒木経惟、ヤン・ファーブル、加藤泉、ウィリアム・ケントリッジ、森村泰昌、奈良美智、名和晃平、蜷川実花、野口里佳、マリック・シディベ、束芋、ミカリーン トーマス、アドリアナ ヴァレジョン、やなぎみわらの作品を展示予定。(後日、公式サイトにて最新情報を発表)