EXHIBITIONS
David Shrigley "DO NOT TRUST THE MIRROR"
Yumiko Chiba Associatesで、デイヴィッド・シュリグリーの3回目となる個展「DO NOT TRUST THE MIRROR」が開催されている。
シュリグリーは1968年にイングランドに生まれ、現在はグラスゴーを拠点に活動。本国のみならず国際的にも活動の場を広げてきた作家であり、2017年から18年にかけて、水戸芸術館でも個展が開催された。20年にはビジュアルアートへの貢献により、大英帝国勲章(OBE)を受賞。
シュリグリーは、90年代にのちにライフワークともなるウィットとブラックユーモアに富んだドローイングによって注目を集めた。シュリグリーは、一連のドローイングやテクストとイメージの組みあわせからなる絵画をはじめ、彫刻、剥製をつかった立体、写真、短編アニメーション、インスタレーションなど、きわめて多彩な活動で知られている。
美術作品の展示制度に鋭く切り込んだインスタレーションに見られるように、シュリグリーの作品は、マルセル・デュシャンやコンセプチュアル・アートに見られる知的な遊戯性を継承しながら、しばしば「難解な」と形容される現代美術の雰囲気とは無縁の、ナンセンスな明るさ、滑稽さに満ちている。「芸術は誰のためのものでもある」という信念のもとに、シュリグリーは、人々の共有地になりうるものとして、アートの可能性を開こうとしている。「子供じみた」とも形容される彼の作品は、まさに子供を含めたすべての人々に向けられている。
シュリグリーは1968年にイングランドに生まれ、現在はグラスゴーを拠点に活動。本国のみならず国際的にも活動の場を広げてきた作家であり、2017年から18年にかけて、水戸芸術館でも個展が開催された。20年にはビジュアルアートへの貢献により、大英帝国勲章(OBE)を受賞。
シュリグリーは、90年代にのちにライフワークともなるウィットとブラックユーモアに富んだドローイングによって注目を集めた。シュリグリーは、一連のドローイングやテクストとイメージの組みあわせからなる絵画をはじめ、彫刻、剥製をつかった立体、写真、短編アニメーション、インスタレーションなど、きわめて多彩な活動で知られている。
美術作品の展示制度に鋭く切り込んだインスタレーションに見られるように、シュリグリーの作品は、マルセル・デュシャンやコンセプチュアル・アートに見られる知的な遊戯性を継承しながら、しばしば「難解な」と形容される現代美術の雰囲気とは無縁の、ナンセンスな明るさ、滑稽さに満ちている。「芸術は誰のためのものでもある」という信念のもとに、シュリグリーは、人々の共有地になりうるものとして、アートの可能性を開こうとしている。「子供じみた」とも形容される彼の作品は、まさに子供を含めたすべての人々に向けられている。

